最近は気軽に、自分で考えた面白オカシイ?話を投稿できるサイトが増えているので、この間まで一般の普通のサラリーマンだった人が何かの章を受章してプロの小説家になっていく事も増えている気がします。
そんなドリームを実現させようと、日々色んな小説投稿サイトに小説を書いて投稿している人が続々と現れては消えていくのですが、どうも投稿されている小説のジャンルを見ていると、圧倒的に異世界ファンタジーを書く人が多かったりするのです。
2番目に多いのが現代ファンタジー、つまり今のこの現代社会を舞台にしながらもファンタジーな話を書く事になる訳ですが、現代でも異世界でもファンタジックな要素が満載の小説を書く人が多い印象です。
そんな中で、書いている人が少ないなと感じるジャンルが推理小説で、次にSFも少ない気がします。
ただ、SFはスペースファンタジーの略なので、SFの方が宇宙関連に詳しかったら色々と書ける人も居ると思うのです。
問題は推理小説の方なのですが、書く人が少ない背景にあるのが殺人事件などのトリックや推理の部分を上手く書けないと言うか、そもそもの手口やトリックを思い付けないと言う根本的な問題があるのでしょう。
推理小説は読む側になれば面白くて色んな作品を読んでみたくなるのですが、事件の解決方法や事件を発生させる犯人側の心理描写などのネタのストックが無いと、作者の方でも続編を書きたいと思っていても続かなくなってしまうと考えられるでしょう。
主人公が同じのシリーズものを書いている作家さんともなると、主人公の推理パターンをテンプレ化している場合が多いので、色んな事件に主人公を遭遇させたとしても、既に主人公には推理の黄金パターンが存在しているのでそれで解決に導けるのだと思われます。
多分この、主人公の推理パターンをテンプレ化すると言うのが出来ていない人が多くて、それで推理小説を書く人は少ないのかな?とも思うのですが、一番の問題は密室殺人などの状況を解明するトリックを考えるのが大変と言う事に尽きる様です。
アニメや漫画や過去の名作で既に色んな密室トリックを解明する方法が出ているので、過去の事案をアレンジしたトリックの解明方法を考えれば良いと思うのですが、それを実際にやるとなると納得のいく状態にするまでには時間がかかりそうな気もしますね。
他にも、正解を導き出すためのキーパーソン的存在を誰にするか考えるのも結構大変だったり、途中で犯人を捕まえられそうにない展開になりそうになる場合も出てきた時にどう対処するか?と考えたりする事もあるので、一つの物語を完成させるまでにかなり苦悩するのが推理小説かも知れません。
因みに異世界ファンタジー小説が多い理由ですが、ただ単にこの世界には無い架空を考えるのは簡単なのと、割と支離滅裂でハチャメチャな展開でも許されやすいと言うのが一番書かれやすい理由だと思います。
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